地域活性化:地理的表示を活用したブランディング 1

地理的表示を活用したブランディング 1

こんにちは。ブランシェの弁理士 鈴木徳子です。

6月1日に農水省所管の地理的表示登録の申請が開始され、その模様はマスコミにも大きく取り上げられました。弊所も愛媛県西予市蚕糸業振興協議会を代理して「伊予生糸」の申請を行いました。
農水省の申請受付は午前10時からでしたが、午前9時に農水省庁舎に入りました。別館の待合室に通されたのですが、すでに幾つかの生産団体のグループがそこで待っていました。北海道や熊本などのツワモノ団体ばかりです。
我々と同じく登録第1号を狙って気合い十分です。

午前10時の申請受付開始までに待合室に揃ったのは12の生産団体(複数の産品を申請する団体もありましたので産品数としては14)でした。
実際の申請は農水省の桜庭英悦食料産業局長に直接申請書類を手渡すというセレモニー形式で行われるということでしたので、午前10時になると申請の順番を決める「くじ引き」が行われました。
私が引いたくじの番号は「9」でした。12団体中の9番目です。なんとも微妙な数字だな、、、と思いました。

ちなみに「くじ」は番号の記載された紙切れが入った封筒を引くやり方で行われました(写真参照)。

くじの写真

各団体の申請順序が決まって、本館の大講堂に移動しました。
会場には多くのマスコミ関係者がすでに待ち構えていました。初日はマスコミ関係者がくることは想定内でしたので、現物があった方が絵になるし「伊予生糸」のアピールが絶対にできると思いましたので、愛媛県関係者には「伊予生糸」の現物を大至急手配してもらい前々日に弊所まで送っていただきました。
「伊予生糸」の現物は結構大きな段ボール(90cm×30cm×30cm)に入っていましたので、当日満員電車の中、農水省まで無事に運べるのかヒヤヒヤものでした。
しかし、現物を持参したのは大正解でした。会場に現物を持参していたのは我々だけだったので、マスコミの方たちも興味を持っていただき、取材で「伊予生糸」の魅力をアピールすることができたのではないかと思います。

 

・・・続く

 

 

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suzukitokuko