平成25年の税関の知的財産侵害物品の差止状況について
こんにちは。ブランシェ国際知的財産事務所の弁理士 鈴木徳子です。
先日(3月13日)、財務省より、平成25年の税関における知的財産侵害物品の差止状況が発表されました。
(詳細はこちら→ http://www.mof.go.jp/customs_tariff/trade/safe_society/chiteki/cy2013/20140313.htm)
これによりますと、輸入差止件数は28,135件で過去最高となったそうです。7年連続で2万件を超えています。
差止価額は推計で約130億円に上ります。
輸入差止件数は、中国を仕出しとするものが25,844件(構成比91.9%)、次いで香港が1,053件(同3.7%)、シンガポールが346件(同1.2%)と続きます。
スマートフォンケースやバッグ、衣類などは毎年差止品目の上位を占めていますが、医薬品やバッテリーなど健康や安全を脅かす可能性のある品目も含まれています。
日本は島国ゆえに、模倣品は水際で摘発するのが効果的で