専門用語を並べるだけでは素人相手に伝わりません
こんにちは。ブランシェ国際知的財産事務所の弁理士 鈴木徳子です。
先日、プレゼンテーションにおける「効果的な話し方」という話を聞きました。
ポイントはいくつかあるのですが、その中の一つに、「難しいことを言わないこと」というのがありました。
「マンガは馬鹿でも読めるけれども、馬鹿には書けない」というたとえがあるそうですが、相手に解り易い言葉で伝えることは
難しいと思います。
特に、知的財産のような一般の人にはなじみの薄い業界に長く関わっていると、「特許」や「商標」といった、毎日当たり前のように使っている用語ですら誰もが理解している言葉ではないということに気付かなくなってしまいます。
私も、知的財産に詳しくない方から、「意匠」という言葉は普段使わない言葉なので意味が分かりづらいと言われたことがあります。
「意匠」よりも、Industrial design(インダストリアルデザイン)の方が、まだピンとくるかもしれません。
私を含め、中小企業に知的財産の啓蒙活動を行っている専門家は、マニアックな専門用語は別の言葉に置き換えて、相手に分かりやすく伝える必要があると思います。
今日は以上です。