ネーミングを考案するときに参考になる書籍の紹介です
こんにちは。ブランシェ国際知的財産事務所の弁理士 鈴木徳子です。
商標出願するつもりで一生懸命考えたネーミングが、調べてみたら他人によって商標登録されていることって、結構あります。
このようなときは、別のネーミングを考え直す必要がありますが、なかなかすぐに良い案が思いつかないものです。
今日は、そんなときに役立つ書籍をご紹介しようと思います。
「ヒット商品をつくるネーミング辞典」(発行:株式会社学研教育出版)です。
日本語の単語に対応して、英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、スペイン語、ラテン語、ギリシャ語、ロシア語の8ヵ国の訳が表示されています。
それぞれの単語は、”食べ物”、”医薬品”、”性格”、などの大きなカテゴリーにグループ分けされています。
例えば、”家族”のカテゴリーには、「家族」「両親」「母」「義母」「義父」「子供たち」などの単語が8ヵ国語で表示されています。
「家族」ですと、英語「ファミリー」、ドイツ語「ファミーリエ」、フランス語「ファミーユ」、ラテン語「ファミリア」・・といった具合にです。
結構、眺めているだけでも面白く、ベビー子供服の株式会社ファミリア(Familiar Limited) の「ファミリア」って、もしかするとラテン語の「ファミリア」が由来なのかも・・というような新たな発見もあります。
ちなみに、SONYのネーミングもラテン語を利用しています。
SONYのウエブには 、SONYの由来の説明として、次のような記載があります。(http://www.sony.co.jp/SonyInfo/CorporateInfo/History/)
【 音『SONIC』の語源となったラテン語の『SONUS (ソヌス)』と小さいとか坊やという意味の『SONNY』から来ています。簡単な名前で、どこの国の言葉でもだいたい同じように読めて、発音できることが大事ということで考案されました。】
何かよいネーミングがないかな~と思った時に参考になる本だと思います。
今日は以上です。