ソニー・クリエイティブプロダクツがバービーの国内ライセンスエージェント権を獲得
こんにちは。ブランシェ国際知的財産事務所の弁理士 鈴木徳子です。
先日興味深いニュースがありました。
ソニー・クリエイティブプロダクツ(SCP)がアメリカの大手玩具メーカーのマテルと日本国内のライセンスエージェント契約を結んだというニュースです。マテルがピンとこない人でも、バービー人形といえばお分かりなのではないでしょうか。
SCPは、バービーと幼児向けのフィッシャープライスのライセンスを展開するそうです。
バービー人形は、顔が大人っぽすぎるせいか、日本ではあまり受けがよくない気がします。おそらく、タカラトミーのリカちゃん人形の方が人気があるのではないでしょうか。
東京の原宿には、ピンクの外装がとても目立つバービーショップがあるのですが、そのショップでは人形だけではなく、Tシャツやバッグなども扱っています。バービーというと、人形のイメージが強かったのですが、衣類などの商品展開もされていることにびっくりしました。
(詳細はこちら→ http://barbiestorejapan.com/shop.html)。
原宿という場所柄を考えても、若い女性をターゲットとしているのでしょう。
ところで、SCPといえば、キャラクター「リサとガスパール」のライセンス事業展開が好評です。
リサとガスパールはフランスの絵本から生まれたキャラクターなのですが、ディズニーキャラクターなどの定番キャラクターとは違い、ヨーロッパ風のお洒落なテイストのせいか、大人の女性の間で人気があるようです。
食品メーカーとコラボでキャンペーン用に採用されたり、生命保険のキャラクターとして採用されたりと、人気のキャラクターです。
今後、バービーをSCPがライセンス事業展開するとなると、今の原宿のショップのように、子供向けというよりは、若い女性向けに、雑貨や衣類を中心に商品展開を進めるのかもしれませんね。リサとガスパールのように、他の企業とのコラボ企画もあるかもしれません。
今後の商品化・事業展開が楽しみです。
今日は以上です。
画像引用先:http://www.scp.co.jp/