こんにちは。ブランシェ国際知的財産事務所の弁理士 鈴木徳子です。
先日、半沢直樹人気に便乗した「偽半沢グッズ」が氾濫しているという報道がありました。
⇒ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131026-00000537-san-soci
偽グッズのTシャツ、バスタオル、ライターなどには「やられたらやり返す!」、「倍返しだ!」などのドラマ中の決めゼリフがプリントされており、一見しただけでは正規品か否かの見極めは難しいそうです。
これに対するTBSの見解は、「何らかの法的アクションを起こすわけでもない」とのことです。
ところで、「倍返し」(倍返しだ)という言葉ですが、特許電子図書館(IPDL)で調べてみると4件ほど出願されていました。
4件とも、今年の9月に出願されていますので、明らかにドラマの影響だと思われます。
4件中1件は大手食品会社が食品(第30類)について出願したものです。
この「倍返し」という言葉、今だけの流行りだと思いますし、そもそも造語ではありませんので、何ヵ月後かの登録時点ではあまりインパクトのない言葉になっている可能性がありますね。
とはいえバレンタインデー、ホワイトデーの時期になると、「倍返し」という言葉、間違いなく人気再来となると思います。
今日は以上です。