知財学会第32回定例研究会での講演報告

知財学会第32回定例研究会での講演報告

こんにちは、高田馬場で特許事務所を共同経営しているブランシェの弁理士 高松孝行です。

2019年(令和元年)5月24日に、知財学会第32回定例研究会にて「ブロックチェーン技術を活用した著作権管理」というテーマで講演してきましたので、今回はその結果報告をいたします。

講演風景
政策研究大学院大学教授 隅蔵先生 提供

会場は、政策研究大学院大学 4階の研究会室4Aでした。

当日は、金曜日の19時開始という時間にもかかわらず、40名以上の方が参加してくださいました。

参加者名簿を拝見させていただいたところ、大学関係者だけでなく、多くの民間企業の方も参加してくださり、「ブロックチェーン技術を活用した著作権管理」というテーマに関心のある方が多いことを改めて感じました。

さて、講演ですが、次のような内容をお話しさせていただきました。

  1. ハイプサイクル
  2. ブロックチェーンの現状・概要・特徴
  3. ブロックチェーンとビットコイン
  4. スマートコントラクト
  5. 現状の著作権法における問題点
  6. ブロックチェーンを著作権管理に適用
  7. 事例紹介
  8. 著作権管理に適用した場合における問題点

ブロックチェーンを活用した著作権管理は、ブロックチェーンという発展途上の技術を基盤としているために実例が少なく、事例紹介では、現時点でのサービスをご紹介するということになってしまいました。

ただ、ブロックチェーン技術が発展したとして、著作権管理を行う場合に、必ず問題となる事項についてもお話しさせていただきました。

また、後半に質問時間を設けたのですが、想定していた以上に多数の質問を受けたのですが、それらについて何とか回答することができました。

我々の講演が、参加してくださった方に少しでもお役に立てたのなら嬉しいです。

弊所では、このような知的財産関係だけでなく、標準化戦略やブランディングに関するセミナーの講師も承っております。
セミナーに関して何かありましたら、是非弊所にご相談ください。

今日は以上です。

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